投資信託TOP > 

為替変動 ユーロ安に反転の兆しはあるか

1ユーロ100円割れの現状

年末年始にかけて1ユーロが100円を割り込み、その後も円高ユーロ安で推移しています。ドル安に比べると、日本に与える影響は大きくありませんが、無視して良い状況でもありません。ユーロ安と聞くと、ヨーロッパからの輸入品が安くなると思う人も多いでしょう。では何が安くなっているかと周囲を見ても、それらしいものが見当たりません。シャネルやプラダのような高級品に関しては、ブランドイメージもあって値下げが進んでいないようです。つまりは大元の利益増に終わっています。食料品などについても、元々の市況が高くなりつつあるので、ユーロ安により相殺されてるだけになっています。ですから多くの消費者にとって、このところのユーロ安は実感できないのが現実のようです。

国債はかろうじて消化

ただし消費者レベルでは実感できなくても、企業や国レベルでは、大きな危機に瀕しています。分かりやすいところでは、国債の償還期限です。ギリシャに続いてスペインやイタリアでも国債の償還を迎えます。もしその手当てができない場合には、最悪デフォルトを迎えることになるでしょう。皆さんの中には『スペインの国債なんて買ってないよ』と思う人がいるかもしれませんが、皆さんが貯金を預けている銀行が外国の債券を買っているかもしれません。また国債がデフォルトになることで、更にユーロ安が進み外国債券や外国投信に影響が出てくることも考えられます。『日本より高利回り(高配当)だったので投資をしたが、結局為替で損をした』の結果になってしまうかもしれないのです。ニュースを見ていると、とりあえずスペインやイタリア国債の新規入札は、無難な結果に終わりました。しかしこれはあくまでも現状維持にしかすぎず、好転する兆しとはとても言えません。

手詰まりを見せるユーロ対策

IMF(国際通貨基金)やEFSF(欧州金融安定基金)が基金の積み増しをしたり、ユーロ債の発行を目指したりもしていますが、どれもその場しのぎの対策であって、根本的な解決にはつながりそうにありません。欧州中央銀行の利下げも、効果は限定的かつ一時的なものと見られています。その一方で投機筋の売り込みや実需に伴うユーロの売り圧力も大きくなりつつあります。このままユーロ安が続けば、ヨーロッパへの輸出産業は大きなダメージを受けることになるでしょう。ユーロ安のメリットを感じないままダメージのみ受ける。それが明らかになっているのに手をこまねいているしかないのがユーロ安の現状と言えそうです。

ユーロ圏に関係する投資信託の行方は

しかしこのまま底なしにユーロ安に進むかと言えば、それも考えにくいと思われます。アメリカに景気回復の兆しが見えてきましたし、ユーロ圏の優等国であるドイツは堅調に推移しています。つまり全てが悪いのではなく、一旦反転すれば、それがきっかけにユーロ高へと動くことも考えられます。もしリスクを取る余裕があるのであれば、ユーロ圏に関係した投資信託は魅力的な商品と言えるでしょう。その意味では思い切って今回の危機が叫ばれていたギリシャやスペイン、イタリアに投資するのも最高の逆張りになるかもしれません。国としては危機にありますが、それらの国の企業そのものが悪いわけではありません。投資信託ならではの分散投資が活かされる場面であるとも言えるでしょう。

目的別証券会社比較

投資信託の基礎のキソ

長期分散投資の大原則

間違いだらけの分配金

投信選びのポイント

投資信託の種類

今がオススメ 外貨MMF

投資信託お役立ちコンテンツ

今人気の投資信託のファンド