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ワールド・リート・オープン(毎月決算型)

利回り20%超は魅力的に映るが、長期投資には不向きか

商品

「グローバル・ソブリン・オープン」の国際投信投資顧問が組成・販売している商品です。世界中の不動産投資信託(REIT)に分散投資しています。投資信託に投資するという形の投信をファンド・オブ・ファンズ(Fund of Funds)と呼びます。

モルガン・スタンレー・インベストメント・マネジメント・グループの協力で、まず、マクロ的な観点から、投資する国や地域、REITの種類を決め、資金配分の割合も決定します。そのうえで、次に個々のREITに関して調査を行い、最終的な投資先を決定します。外貨建てでの投資では為替ヘッジはしません。また、毎月、配当します。

手数料は2.625%が上限となっていますが、無料という販売会社も少なくありません。信託報酬は1.6275%とやや高めです。配当金は毎月75円をキープしています。ただ、基準価格が3,900円程度(2012年1月中旬)ですので、この基準価格のままですと、年間の利回りは実に23%にもなることになります。ただし、一般的な投信は、最低購入価格が1万口からとなっているのですが、当商品は10万口からとなっています。つまり、現在の基準価格では、最低3万9,000円からでないと購入できないわけです。

メリット

高い配当金は誰でも目を見張ることだと思います。長期投資ではなく、毎月の生活費の足しに投資したいという方にとってはある程度、まとまったおカネを投じると、高額な分配金が入ることが期待できます。

デメリット

基準価格の暴落リスクがあります。2012年1月を基準にした場合、3か月前の2011年10月に購入したひとは7.9%価格が上がっていますが、半年前の同年7月に購入したひとは今も10%以上の損失を抱えています。REITは長期保有して、分配金で利益を上げることが原則ですが、5年前に購入したひとは12%も損失を抱えたままになっています。

つまり、REITへの投資といいながら、長期投資に向かない矛盾に満ちた商品と言えなくもないのです。

投資のスタンス

長期投資に向かないREITということは、商品的には明らかに矛盾します。REITに関しては、辛抱すれば、まだまだ、値上がりの余地があると考えられるのかもしれません。しかし、年間利回りが20%を超えるほどの配当をするほどの余裕が現在あるというのは疑問です。購入者からの資金を配当に回しているのではないか、という疑念も沸きます。

純資産はリーマンショックの影響で世界経済が大混乱していた2009年初めには500億円を割ったときもあったのですが、2011年半ばには5,500億円にまで膨らみました。それだけ人気の高い商品なのでしょうが、基準価格が低下するリスクも高いと考えざるを得ません。

仮に購入するにしても、短期投資で配当を受け取ったら、早めに売却するというスタンスだと思います。

ワールド・リート・オープン(毎月決算型)はマネックス証券で取扱っています。

マネックス証券の口座開設や維持費は無料です。まずは口座を作ってみましょう。

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